複合型水辺施設「乙な駅たまかわ」28日オープン 福島県玉川村 にぎわい創出の拠点に
福島県玉川村が阿武隈川河畔に整備を進めている複合型水辺施設「乙な駅たまかわ」は28日、オープンする。クラフトビール製造工場や飲食店、観光案内所が入り、地域のにぎわい創出の拠点となる。 施設は乙字ケ滝そばの旧飲食店の建物を利用して整備した。世界的建築家の隈研吾さんがかつて手がけた建物で、再び設計に携わった。隈さんのトレードマークとされる細長い板を平行に組む「ルーバー」が多用された。自然豊かな景観と調和するデザインで、ぬくもりを感じられる。総工費は約5億4千万円。 施設内でクラフトビールを製造、販売する。レストランでは県産牛のステーキなどを味わえる。サイクリストやカヌー利用者の休憩場所を設けた。 28日午前11時から関係者を招いたオープニングセレモニーを催す。午後2時に一般の入場を始める。 施設の開館時間は午前10時から午後9時まで。年中無休。