【24年1月から】固定電話の通話料金が「全国統一」されるって本当? 大阪から東京への通話料金はいくらになるの?
2024年1月から、固定電話と公衆電話の通話料金が全国統一されたことをご存じでしょうか? 離れている場所との通話料金が高いと感じていた人には、電話料金の目安が分かりやすくなりました。本記事では、変更された料金制度や、長距離での電話料金試算などを紹介します。
電話料金の平均金額は?
総務省「令和3年版情報通信白書」によると、世帯での電話通信料は年間平均12万1825円で、このうち固定電話料金は1万7633円・携帯電話料金は10万4192円でした。 2014年の結果での電話通信料は年間平均11万3775円で、そのうち固定電話料金2万7536円・携帯電話料金8万6239円だったので、そのころに比べると、固定電話より携帯電話の利用が増えていると言えるでしょう。 携帯電話の普及で、公衆電話も設置台数が減少傾向にあります。NTTが2022年に公表した「公衆電話を取り巻く環境変化」によると、公衆電話の台数は2000年の約71万台から2021年には約14万台と81%減ったため、街中で公衆電話を見かける機会が少なくなりました。
現在の固定電話・公衆電話の料金はいくら?
固定電話を利用するには、基本料金と通話料が必要です。通信会社によって料金に違いがあり、例えば、NTT東日本での固定電話(住宅用プッシュ回線)の基本料金は月額1760円から1870円で、通話料は使った時間(分)の金額が加算されていきます。 2023年12月までの固定電話と公衆電話の通話料金は、相手先への距離と通話時間・利用時間帯によって金額が変わる仕組みでした。2024年1月からは相手先への距離と時間帯による料金体系が廃止され、地域にかかわらず全ての時間帯で一律料金になりました(現在の固定電話機などは工事不要で、そのまま使えます)。 <2024年からの固定電話通話料金> 固定電話から固定電話:3分 9.35円(全国一律) 固定電話から携帯電話:1分 17.6円 <2024年からの公衆電話通話料金> 公衆電話から固定電話:10円 56秒(全国一律) 公衆電話から携帯電話:10円 15.5秒