【安達祐実さんインタビュー】高校生の娘とコスメをシェア。自分らしさを大切にしていきたい
好きなことを好きと表現できる素直なスタンスも大切にしたい
幼少期にキャリアをスタートさせ、昨年でデビュー40周年を迎えた俳優の安達祐実さんにインタビュー! 【写真】42歳、ますます美しい安達祐実さん パッと顔を合わせたときに、自分の気持ちに素直に生きてる空気感を纏っている方が好きです。わかりやすいところで言うと、大人になっても自分の好きなファッションやメイクを楽しめる“先輩”って素敵ですよね。 大人としてTPOを意識することはもちろん大切だけど、限られた条件の中でも自分なりにおしゃれを楽しんでる人ってかっこいいと思います。 例えば、私たちが足を運ぶ映像の現場のスタッフさんは、全身カジュアルなオールブラックコーデでいらっしゃることが多いんです。そんな中でネイルだけ好きな色やデザインにしてる方を見かけたりすると「みんなちょっとずつ楽しみを見つけていていいな」って思います。一世代前は「そんなことしてる余裕あるの?」みたいな空気感が漂っていたけど、今は周りもそれを受け入れる体制ができていて、それも快適だなって(笑)。 私自身、高校生の娘とファッションやビューティの情報を交換したりしますし、コスメは娘とシェアすることもよくあって。女子高生のトレンドへのアンテナってやっぱりすごいので教えてもらうことがほとんどだけど、「おしゃれ!」って思ったら、若い子に人気のメイクも躊躇なく取り入れているかも。ラメやビビッドカラーが大好きなんです。 世の中にはイエベ、ブルベみたいな話も飛び交っていて、私は完全にイエベなんですけど、結局パーソナルカラーに似合う、似合わないとかはあんまり気にしないタイプ。自分がそのとき着たい気持ちやメイクに使いたい気持ちを優先するのをモットーにしています。そうする方が自分もごきげんでいられて、周りに感じてもらう空気も明るくなる気がして。 とか言いつつ、20代の頃は人の目を気にして無難なファッションで過ごしていたこともありました。子どもらしくいることを勝手に期待されている気がして、大人っぽい格好は自分には似合わないんじゃないかと思ったり。でも年齢を重ねるごとにどんどんそんな気持ちは薄れていったんです。 100人いて100人に好かれるのはほぼ不可能じゃないですか。それより、自分のことを認めてくれるほんの数人を大事にする方がずっと素晴らしいと思うから、いつでも自分らしさを大切にしていけたらいいのかなって。これからもそんな風に軽やかに人生を歩んでいけたらと思います。