【FP1順位:F1スペインGP】角田は不運な20番手...ノリス最速、フェルスタッペン2番手、母国勢はサインツ3番手も英雄アロンソ9番手
F1第10戦スペインGP(バルセロナ・カタルーニャ・サーキット)が開幕し、天候は快晴、気温27℃、路面温度46℃、湿度34%でフリー走行1回目(FP1)が始まった。 ●【2024F1第10戦スペインGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数/タイムスケジュール・全セッションの結果 60分間のトップタイムはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。 HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 2番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 5番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 15番手 ダニエル・リカルド(RB) 20番手 角田裕毅(RB) 角田裕毅(RB)は赤旗などタイミング悪くアタックできずに20番手で終えたが、序盤、DRSを開いた際にリアウイングが風圧でグラグラ揺れているのが映されていた。ビザ・キャッシュアップRBはリアウイング、ビームウイング(リアウイング下部)など6箇所のアップデートが明らかになっているが、リアウイングに関しては課題を抱えているようだ。チームメイトのダニエル・リカルド(RB)も15番手で、周回数を稼げなかった角田は多くの時間をガレージ内で過ごすことになり、RBにとっては理想的ではないセッションとなった。 Kickザウバーもリアウイングをアップデートしたが、バルテリ・ボッタスも角田と同様にリアウイングが大きく揺れているのが映されていた。各チームは軽量、薄型、形状など限界ギリギリを攻めているのが、実戦投入するとシミュレーションでは得られなかった風や振動などでこのような予期せぬトラブルが起こってしまう。 また、このFP1セッションではニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に代わりオリバー・ベアマンが出場し、19番手で終えている。18歳のベアマンがFP1を走ったのは2回目、残り4GPでも走る予定で、来季ハースからデビューすると言われている。 母国GPを迎えている英雄フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は9番手だったが、セッション中盤には縁石に当たったことでフロントウイング下部のパーツが飛ぶシーンが見られた。このパーツをコース上から撤去するために短時間の赤旗が出されたが、このタイミングでソフトタイヤ(赤)を履いて出ていった角田裕毅は中断せざるを得なかった。 一方、同じく母国GPを戦うサインツは3番手と好調だったが、来季のシートはまだ決まっていない。 ■フリー走行1回目/F1スペインGP 1 L.ノリス(マクラーレン) 2 M.フェルスタッペン(レッドブル) 3 C.サインツ(フェラーリ) 4 G.ラッセル(メルセデス) 5 S.ペレス(レッドブル) 6 O.ピアストリ(マクラーレン) 7 L.ハミルトン(メルセデス) 8 E.オコン(アルピーヌ) 9 F.アロンソ(アストンマーティン) 10 A.アルボン(ウィリアムズ) 11 C.ルクレール(フェラーリ) 12 V.ボッタス(Kickザウバー) 13 P.ガスリー(アルピーヌ) 14 L.ストロール(アストンマーティン) 15 D.リカルド(RB) 16 G.ジョウ(Kickザウバー) 17 K.マグヌッセン(ハース) 18 L.サージェント(ウィリアムズ) 19 O.ベアマン(ハース) 20 角田裕毅(RB)