巨人、執念の送りバント実らず…同点狙いの阿部采配に高木氏「間違いではないと思うんですけど…」
◆ 「先発ピッチャーからすると楽ですね」 巨人が中日に逆転負け。ロースコアのゲームを落とし、この日勝利した阪神に代わって4位に転落した。 巨人は2回に若林楽人のタイムリーで先制するも、5回にはここまで無失点と好投していた山崎伊織が、中日のトップバッター福永裕基に2ランを被弾。打線も中日の先発・小笠原慎之介に対し7回途中までで1点しか奪えず、その後は中日の誇るリリーバー陣の前にノーヒットに抑えられ終戦となった。 結果的に1得点に終わった巨人打線だが、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「ワンナウトランナー一塁。岸田(行倫)に送らせて若林、長野(久義)との勝負でした。 巨人ベンチの采配をどう思いますか」と7回表、一死からヒットで出塁した大城卓三を犠打でセカンドへ送った場面に着目。 解説で出演した館山昌平氏は「先発ピッチャーからすると楽ですね」とピッチャー目線で小笠原にとっては助かったのではと推測。続けて「5番から下位に下がっていくという中で、代打も出てくるかもしれませんけど、やっぱりなるべく上位の打線で勝負された方が嫌ですけどね。また、先発の球数がかさんでるところなので」と理由を説明した。 しかし「ただ今日は2-1というところで、まず追いつきたい、 もう徹底的にもう作戦でこの1点取り行くぞっていうような仕掛けをしましたからね」と阿部采配に一定の理解を示すと、高木豊氏も「間違いではないと思うんですけど」と同意。 だが「ただワンアウトセカンドでしょ。一塁も空いてるので、2人で1つ取れるじゃないですか」とすると「そうですね。どちらかと勝負しながら、逃げながらもできる」と守りでの作戦の枠が広がるとしながらも「このエース級なのでクローザーも中継ぎもまだいますから、1点を取りに行く作戦ですよね。終盤なのでしか仕方ない部分もあるんですけどね」とまず追いつくことを優先したベンチワークだったと説いた。 ただ高木豊氏は「点が取れないなら、もう少し大胆に行ってもいいんじゃないかなっていう気が、僕はするんですよね。だから間違いとかじゃなくて、なんかちょっとね…」と最後まで歯切れが悪かった。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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