二極化し始めた日本株市場で「あのセクター」を注視せよ
二極化の様相を呈し始めた日本株市場。その中で注目しておきたいセクターとは?(写真:ブルームバーグ)
6月第5週(6月27日~7月1日)のアメリカ株市場は主要3指数がそろって反落。ベアマーケットラリー(弱気相場の中での反発局面)の限界とはいえ、反攻はわずか1週間で終止符を打った。売り圧力の強さをあらためて印象づける結果となった。 週間下落率はナスダック総合指数が4.1%と、最も弱かった。アメリカ株の反騰機運、それも先駆して売られてきたナスダック系銘柄に買い戻しの動きが広がるという当欄の想定は、まったくの外れであった。 週末7月1日は経済指標の悪化で景気後退への警戒感が広がり、上下に振れの大きな動きとなっており、反発したとはいえ方向感が出たわけではない。続く今週(7月4~8日)は、週明け4日が独立記念日の祝日で休場。6日に6月ISM非製造業景況感指数、前回のFOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨、8日には6月雇用統計の発表が控えており、短い期間で振り回される可能性がある。
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岩本 秀雄