高齢の客が現金の振り込みのために1日に2度来店したことを不審に思い、特殊詐欺を未然に防いだとして、三重県津市のJA職員の女性に感謝状が贈られました。 17日、津南警察署から感謝状を贈られたのは、「ＪＡみえなか久居支店」と、窓口業務を担当する職員の塩田夏実さんです。 警察によりますと、塩田さんは4月16日、「夫が転院するため約490万円の定期貯金を解約したい」と話す80代の女性客の応対をしましたが、その後、女性が再び店を訪れ、「めいにお金を振り込みたい」と異なる事情を説明したことを不審に思い、警察に通報し、特殊詐欺を未然に防ぎました。

中京テレビNEWS

ＪＡみえなか久居支店　塩田夏実さん： 「（今後も）できる限り出金理由や何かお困りの様子がないか気をつけながら、丁寧に対応できるように気をつけていきたい」 警察は、詐欺の被害が高齢者だけでなく若い人にも広がっていることから、不審に感じたら警察や身近な人に相談するよう呼びかけています。