【動画解説】続く暖冬 2月も気温高く 関東は2月が雪シーズン
ウェザーマップ
夏ごろから毎月のように記録的高温と耳にしていると思います。先週は寒波の影響で全国的に厳しい寒さとなりましたが、1月全体で見ると、平年と比べてかなりの高温で1月も記録的となったところがありました。
きのう(月)までの1か月の平均気温が、平年と比べてどのくらい高かったのかを見ると、全国的に暖色で、平年より暖かったことがわかります。特に顕著なのが関東から東北エリアで、青森や盛岡、仙台、福島、千葉、横浜など多数の地点で「過去最も暖かい1月」になりそうです。
最新の気象庁の1か月予報を見ても、2月は全国的に気温が高くなる見込みで高温傾向が続くことになりますが、2月は関東にとっては一番雪が降りやすい月です。他の都市では1月が多いのですが、東京は過去の統計を見ると雪の日数が一番多いのは2月です。これは冬型の気圧配置が表れにくくなるかわりに、南岸低気圧が近づく機会が増えるためです。今年の2月は、低気圧が周期的に列島にやってきそうですので、雨か雪か微妙なケースが増えてくるかもしれません。暖冬でも低気圧と寒気のタイミングがあうと、雪になるのが関東です。週間予報で傘マークが付いてる日は、その予報の変化にも注意して下さい。 (気象予報士・手塚悠介)