成田山新勝寺 各地から初詣客 長蛇の列、にぎわう境内
新年を迎えた1日、成田市の成田山新勝寺に各地から多くの初詣客が訪れ、境内がにぎわった。特に大本堂のさい銭箱には長蛇の列ができ、手を合わせて1年間の平穏を願った。
成田山には三が日に300万人以上が訪れるとされ、大みそかの夜から大勢の参拝客が押し寄せた。人々は新しい年の願いや抱負を込めてお札やお守りを求めたり、絵馬を掛けたりした。おみくじを引いて運勢を占う姿も境内のあちこちで見られた。 昼ごろを中心に成田駅から約800メートルある参道もにぎわった。家族連れなど幅広い世代の人が出歩き、名物のウナギ料理店や老舗の和菓子店、土産店などに活気が出た。
親族13人で訪れた匝瑳市の田村勇樹さん(39)は「生まれた翌年からほぼ毎年元日に初詣に来ている。3人の子どもたちが明るく健康でいてくれさえすれば良い」と話し、母のきみ代さん(63)=銚子市=は「引き続き家族皆で仲良く過ごしたい」と笑った。孫で小学5年の女児(11)=香取市=は「お友達とテニスを頑張りたい」と意気込んだ。