ミニバン買ったら5人乗りという悲劇……元中古車定員が語る本当にあった失敗談
■FFのグレードを買ったつもりが4WDであることが発覚
次は出品者側がミスったケース。ルーミーをオークションで仕入れた時、FFグレードを落札したはずが、手元に届いた現車はなんと4WD。出品表にグレードを誤って記載したことが原因で、出品者側にしてみれば高値の4WDをFF価格で落札されてしまったのだからさぞ痛手だっただろう。 また、SUVに多いのが4WDだと思って買ったらFFだったというケース。これは一般ユーザーに多く、SUVイコール4WDという先入観が強いのかもしれない。非降雪地区ではハリアーなどのSUVはFFの方が流通しているので、駆動方式にこだわる方は気をつけてほしい。
■販売店あるある 買い手がつくタイミングは重なる
店頭で長く在庫になっているクルマはオークションに出品して少しでも売れる機会を増やす。人気車種であればオークションで高値がつく場合が多いが、落札額は店頭で販売するより安くなりがち。 それでも売れずに残るよりはマシと思って出品するわけだが、そんなクルマに限って落札された直後にお店に購入希望の問合せがあったりする。もう少し我慢していれば安く手放すこともなかったと思うのだが。同業者であればこの気持ちわかってもらえるはずだ。 その他にもAT車の軽トラを買ったつもりがMT車だったり、オーディオレス仕様だったり、随分勉強させて頂いた。みなさんは筆者と同じ失敗をしないよう、現車確認を徹底してほしい。