【ラグビー】男子15人制トレーニングスコッド合宿に最多選出。トヨタ5戦士、それぞれの声。
WTB髙橋汰地は、最初のメンバー発表ではCTB。リーチ マイケル(BL東京)がジョーンズ氏からLOを言い渡されており、髙橋もCTB転向かと話題を呼んだが、誤りと判明(後日、訂正)。「練習は普通にWTBでやりました」 参加メンバーを見て若い選手が多いことに驚きを受けた。 「ジェイミーのときは、僕は下の方で引っ張ってもらっていたんですが、今回集まってみて、自分で引っ張っていかないとダメだな」と、中堅を自覚した。「若手より経験はある。ハイボールキャッチやキックの精度といった細かな部分を見せていけたら」。
久々の合宿招集となったのは、PR三浦昌悟だ。「シャキッとします。率直にまだ見てもらえていたんだ、と」。素直に招集を喜んだ。 1対1の面談でスクラムの話は出なかったが、持ち味である強いボールキャリー、ディフェンスをさらに極めるように言われた。「プロップにも超速が求められますが、不得意な分野ではないので、これからもいいアピールが出来る」と自信を見せた。 合宿1日目は選手全員が取材対応。最後に登場し、囲みで「おっさん」を連発したのは、NO8姫野和樹だ。 「みんな若くてビックリしました。“俺、おっさんじゃん”って。19歳の選手もいて。僕が成人式のとき、まだ9歳ですよ。“10歳も下ですよ”とリーチに言ったら、“おっさんと思ったら負けだ”と(笑)」 昨秋のW杯ではキャプテンを務め、桜のエンブレムに精魂を傾けた。「あっという間にジャパンが始まった。早いなという感じ」。月日の速さに戸惑いつつも「新しいラグビーを学んでる感じで楽しいし、超速ラグビーは違った観点で面白い。理解、判断、スキルは経験も加味してくる。そういったところは力になれると思う」と、新体制にも積極的にコミットしていく。 ジョーンズHCの口から、若手のいいお手本として名前が挙がったのが、リーチ、稲垣啓太(埼玉)、姫野の3人。「常にベストな人間であり、ベストなプレーヤーであるよう努力していきたい」 それぞれ、リーグワンの試合の合間を縫っての貴重な時間だった。 次のスコッドとしての活動は、リーグワンのシーズン終了後となる。 (文:森本優子)