敵地メディアも大谷翔平の7回無失点11勝目を称賛…ブ軍敵将は「今日はスイッチが入っていた。脱帽だ」
大谷と投げあったマノアは今季12勝、防御率2.60で、アストロズのバーランダーを追い、今季のサイヤング賞候補にもなっている大エース。同サイトは大谷の「’マノアは)いいピッチャーなので本当に1点勝負というか、先に点を取られた方がやっぱり不利になっていくゲームだと思う。粘れたのかなと思う中で、打席でそこまでいい仕事ができなかったのは今日1つよくなかったことかなと思う」というコメントを掲載している。 エンゼルスの本拠地がある地元紙オレンジカウンティレジスターは、「大谷がマノアに投げ勝つ」との見出しを取りエース対決に勝ったことをピックアップした。 同紙によると敵地のロジャースセンターは、ワールドシリーズ初制覇からの30周年を祝う式典が試合前にあったため満員で「敵意むき出しの満員の観客の前でサイヤング賞候補の投手(マノア)が登板し、優勝を狙うブルージェイズと対戦した大谷が好投をもたらした。ウイルス性胃腸炎で苦闘し4回でノックアウトされた前回登板(タイガース戦)の後、大谷は完全に復活した」と伝えた。 一方、敵地のメディアまでもが大谷に賛辞を送った。 トロントのスポーツ専門局スポーツネットは「素晴らしい投手戦で大谷はブルージェイズには良すぎたことを証明した」との見出しを取り大谷の好投を称えた。 記事は、8回にボールとストライクの判定で退場処分となったブルージェイズのジョン・シュナイダー監督代行のコメントを紹介。 「彼はスイッチが入っていた。投球に集中して彼の仕事をやってのけた。4、5球だったがフォーシームは、100マイル(約160.9キロ)に達していた。素晴らしい球だ。彼には脱帽だった」 同メディアは、長年ブルージェイズの監督を務めたシト・ガストン氏の「彼のやることすべてを見ることはただ素晴らしい。彼は多くの点で、ベーブ・ルース(のよう)だ。見栄えの素晴らしい選手。彼が残りのキャリアでどのようなことをするのかわからないが、何が起きるか見てみよう」というコメントまで掲載し大谷に敬意を表した。 大谷は28日(日本時間29日)も同地でのブルージェイズ戦に「3番・DH」で出場。7回二死二塁からレフトスタンドへ流し打っての10試合ぶりとなる28号2ランをマークした。大谷は1回の第1打席にライト前ヒットを放ち、3回の第2打席は、二死から内野手のグラブをスルーするライト前ヒットでレンヒーフォの先制2ランへとつなげていた。