【マッチングアプリの流行で性感染症が拡大中!】“性感染症”あるある悩みを医師が解決!
デリケートゾーンがかゆい、ブツブツができた、これって性感染症? でも病院へ行くのは恥ずかしいからネットで検索すれば、さらに不安は増すばかり……。そこで今回は、医師が“性感染症”あるある悩みを詳しく解説!
教えてくれたのは……高橋幸子先生
産婦人科医 埼玉医科大学勤務。講演会等で性教育の啓発を積極的に行う。著書は『マンガでわかる! 28歳からのおとめのカラダ大全』(KADOKAWA)。
性感染症の検査ってどんなことするの?
検診台で腟を観察&超音波検査。必要に応じて血液検査も 高橋幸子先生 性感染症の疑いで受診した場合、必ず内診をします。検診台で外性器を観察し、腟にクスコという器具を入れて子宮口と腟壁を診察。腹痛がある場合は、超音波の機械を入れて子宮や卵巣の痛みなのか、腸の痛みなのかを確認。梅毒などの疑いがあれば血液検査も行います。
検査が恥ずかしいです……
検診台に座るのは3分程度。医師は慣れているので安心して 高橋幸子先生 患者さんは検診台での診察を恥ずかしいと感じるかもしれませんが、医師は毎日何人も内診をしていますから慣れています。検診台に座っての検査はほんの3分程度の短い時間です。安心して診察を受けてください。
郵送検査キットは信頼できますか?
自分ではきちんと採取できていない可能性大 高橋幸子先生 腟の中に綿棒を入れて腟壁をぬぐって自己採取する検査キットは、病院の検査のようにはきちんと検体がとれていない可能性があります。陰性の結果が出ても、本当かどうか疑問です。すでに何らかの症状が出ている場合は必ず病院を受診しましょう。
婦人科での検査結果はどれくらいでわかる?
1週間程度。婦人科でもらった薬で様子見を! 高橋幸子先生 一般的なクリニックの場合、検査会社から検査結果が戻ってくるのに1週間ほどかかります。その間は婦人科で処方された薬で様子見しましょう。結果がわかったら医師の診断に従って治療をします。
性感染症だとわかったらパートナーにどう伝えればいい!?
高橋幸子先生 自分に出ている症状を正直に話し、検査を受けてほしいと伝えましょう。女性が完治しても、無症状の彼からまた感染するケースも。それを防ぐためにパートナーにも検査を受けてもらい、お互いに治ったことを確認するまでセックスは控えましょう。 イラスト/Ayumi Nishimura 取材・文/山本美和 Edited by 髙橋 ミチル
VOCE