仏のマルチ奏者“アカマツ”、エレクトロニカやジャズ、クラシックを融合させた3作目『Seminky』を発表
フランスの作曲家であり、ピアノ、シンセサイザー、ハーモニウム、木琴などの楽器を演奏するマルチインストゥルメンタリスト、Rémi Quéronによる音楽プロジェクト、アカマツ(Akamatsu)の3rdアルバム『Seminky』が、東京を拠点とするレーベル「Ricco Label」より9月26日(木)にリリースされます。 アカマツはニルス・フラーム、レイチェル・グライムス、ジュリア・ケント、シルヴィアン・ショヴォなど世界で活躍するネオクラシカル・ミュージックのアーティストらが参加したコンピレーション・アルバム『Erik Satie et les Nouveaux Jeunes』でデビュー。緻密に設計されたファンタジックなサウンドが特徴のエレクトロニカ・アルバムを2枚リリースしたあと、Suzanne Fischer(vc)やFabrice Bony(ds)、Petr Tichý(b)、Jono Heyes(g)を始めとしたフランスとチェコの演奏家たちとともにアコースティック楽器の演奏を軸に作り上げたのが、チェコ語で「種」を意味する今回のアルバム『Seminky』となります。 アルバムには先行シングルとしてもリリースされたハイスピードなドラムがリードする少しレトロなサウンドが特徴の人力エレクトロニカ曲「Saint Loup」、トータスやジャガ・ジャジストを彷彿とさせるタイトでジャジーなリズム・セクションとシンフォニックなシンセサイザー&ホーンセクションが特徴のインスト・ロック曲「Cuisine-Chimie」、ピアノとギターによる「Novembre」やバンド・サウンドに弦楽器を加えた「Volyně」のような優美なネオクラシカル曲、そしてアンダーワールドやオービタルなどの初期のテクノのグルーヴを感じさせる「Schneider Swing」など、実験的でありつつもキャッチーでボーダーレスな音楽性を特徴とした楽曲を収録。また、「Nantes」と「Longeville」と「Là」の3曲ではAnnaïck Domergueによる美しいポエムをフィーチャーしており、まるで物語を読むようにアルバム全体を聴くことができます。 また、本作は、Héloïse Robinによる絵画をフィーチャーした15cm×15cmの数量限定ボックス・ヴァージョンでのリリース。アルバム内でも聴くことができるAnnaïck Domergueによる詩とRémi Quéro本人が撮影した写真を両面に印刷した3枚の美しいカードと、アカマツ本人による手書きのセルフライナーノーツも記載された1枚のカードがCDとともに収録されています。