忘れ物「ペグ」で遊んじゃおう! 朝霧JAMに体験コーナー 地域おこしインターン金丸さん企画
富士宮市の朝霧アリーナで12日に開幕した音楽フェス「朝霧JAM」で、同市地域おこし協力隊インターンの大学院生金丸公暉さん(23)らが、自らが開発したアウトドアホビー「ペグーバ」の体験コーナーを運営している。テントの固定具「ペグ」を活用した遊びを、キャンプの聖地富士宮から発信する。 ペグーバはペグ18本と両端を結んだロープ3本、輪投げの輪を三つ組み合わせたような専用ボールを使う。1~3人の2チーム戦。ペグが無造作に打ち込まれたフィールドで、プレーヤーはボールを輪投げの要領でペグに通す。通したペグにロープをかけて陣地を増やし、相手の「王様ペグ」を奪った方が勝利する。朝霧JAM来場者にとっては初挑戦のゲームだが、金丸さんらに手ほどきを受けながらどのペグを狙うかの頭脳戦に熱中した。 ゲームの考案は金丸さんと中学の同級生2人。3人はキャンプ場検索サイトを運営する中で、ペグの忘れ物が頻発していることに着目した。行き場を失ったペグのアップサイクル策としてペグーバの商品化を目指している。 金丸さんは京都府出身。「キャンプが盛んな場所でペグーバの完成度を高めたい」と、8月下旬から富士宮市のインターンに参加している。「絶好のアピール機会をいただいた。会場にいるキャンプ愛好家に面白さを伝えたい」と意気込む。
静岡新聞社