夜明けとともに姿を見せ、えさを探すヤンバルクイナ＝7日午前5時50分ごろ、国頭村内（池田哲平撮影）

　野鳥を通して自然保護の大切さを伝える「愛鳥週間」が10日から始まった。 【激写】ヤンバルクイナに恋の季節　交尾など求愛行動が活発に

　緑豊かなやんばるの森では、多くの種類の鳥たちが繁殖や子育ての季節を迎えている。繁殖期のヤンバルクイナも活動が活発化し、国頭村では道路沿いに出て虫などをついばむなど、かわいらしい姿を見せている。 　国頭村で7日、夜明け前の午前5時ごろからヤンバルクイナの「キョキョキョキョー」という鳴き声が山々に響いた。夜が明け始めると、2羽が道路沿いに出てきて動き回りながら、餌となる虫を探していた。一方、例年よりも繁殖期が早いため、交通事故に遭う件数も増加している。 　9日には事故に遭い治療を終えた1羽の放鳥があった。