ぱんちゃん璃奈と平岡琴が対戦。平岡は「守られてきた無敗の王者」とばっさり。石井館長もぱんちゃん初黒星の可能性を示唆【K-1】
KNOCK OUTとRISEの対抗戦がK-1で実現
「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の追加カード発表会見が2月8日、都内で開催された。 女子-47.5kg契約のスーパーファイトでKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級とKNOCK OUT-BLACK女子アトム級の元王者であるぱんちゃん璃奈(フリー)とRISEのトップ戦線で活躍する平岡琴(TRY HARD GYM)が対戦することとなった。K-1のリングでKNOCK OUTとRISEの対抗戦が実現する。 ぱんちゃんはトレーニングのためにタイに渡っており、この日はリモートで会見に参加した。 ぱんちゃんは「このお話をいただいた時に即答した。こんなビッグマッチに出させてもらえるとは思っていなかったので“やらせてください”とお願いした。めちゃめちゃ楽しみで気合が入っている」、平岡も「今回、KNOCK OUTの選手とRISEの私がK-1で試合をするということで、ちょっと不思議な感じではあるんですが、KNOCK OUTファンの皆さんとK-1ファンの皆さんにRISEの強さ、平岡琴の強さを見せるいい機会だと思っているので、分かりやすく勝って、しっかり自分の強さを証明したい」とそれぞれ今回のオファーを受けた時の率直な感想を述べた。
互いの印象についてはぱんちゃんが「私がアマチュアのころから試合を見させていただいている。上手だなと思う。空手の選手なのでスピードが速いと思う。彼女のほうが長けている部分もあると思うし、私のほうが長けている部分もあると思うが、試合までにすべての面で上回れるように頑張ろうと思っている」と語れば、平岡は「本当に強い選手たちとしのぎを削ってきた無冠の私か、守られてきた無敗の王者か、本物はどっちなのか皆さんの目で確かめてもらえれば」と静かながらも強い言葉でさらりと挑発。 ぱんちゃんが「(平岡は)とにかく手数が多いのとアグレッシブで気持ちも強い。自分が相手より勝っているのはポイントを取るのと当て勘が自分が長けていると思う」と言えば、ここでも平岡は「(ぱんちゃんは)手足が長いので、それをうまく使った前蹴りとかストレートのまっすぐ系の攻撃が上手。相手より勝っているのは手足の長さ以外。スピード、テクニック、根性、回転力、全部勝っているかと思う」と自分のほうが上と自信を見せた。 これらの平岡の発言にぱんちゃんは「同じ選手と戦っている選手が3~4人くらいいる。そこを見てもらっても自分が負けているとは思っていない。2年くらい前に一度、平岡選手との試合が決まっていたんですが、私が全十字じん帯をケガして流してしまい、再戦させていただきたいという気持ちがあったので今回は即答させていただいた。アマチュアのときはプロ選手は全員すごいと思ってみていたが、半年とか1年ごとにいろいろな選手を抜いていって、今は自分が上だと思っている」と返した。