代表合宿で走り込むPR岡部崇人（中央）＝撮影・前川　晋作

　ニュージーランド戦（26日、日産ス）に向けて都内で合宿中のラグビー日本代表のFW組は14日、リーグワン1部の横浜と合同練習を行った。 　スクラムやラインアウトのセットプレーを実戦形式で繰り返し練習。横浜所属のプロップ岡部崇人（29）は「慣れ親しんだ人と、違うチームでスクラム組むのは新鮮で楽しかった。その中で日本のスクラムやモールをやり切ることにフォーカスして臨んだ。ジャパンらしい低さとか距離の近さとかで勝負していく。全員で同じことができている」と、いつもとの違いを実感していた。 　7月のテストマッチで代表初キャップを獲得した29歳。日本代表としてホームグラウンドで練習に参加し「僕としては、負けてられないなとプライドを持って。ジャパンの中では一番気合入っていたんじゃないかな」と振り返り「みんなから“代表さすがですねー”とかずっとイジられたけど」と笑った。 　FW組とバックス組に分かれて13日から始まった代表合宿。「生活からFWメンバーだけだと、必然的にチーム力や集団の絆が上がってくるので良い合宿になっている」。合宿初日の夜は、FW組全員で焼き肉店へ足を運んで“決起集会”を行った。「腹が満たされるまで食べました。真面目な話はあまりせず、知らない選手の過去のこととかいろいろ話せて、人を知ることができました」と結束力を高めた。