成長を見せる新鋭クアンザー、“相棒”ファン・ダイクもその将来に太鼓判を押す
リヴァプールに所属するU-21イングランド代表DFジャレル・クアンザーが、飛躍を遂げつつある今シーズンの自分自身について語った。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。 【動画】「リヴァプール出身」アレクサンダー=アーノルドが語るマンチェスター・Uとのライバル関係 「嫌いなのは当然なこと」 20歳の新鋭であるクアンザーは5歳の頃からリヴァプールに所属する生え抜きで、昨シーズン後半のイングランド1部ブリストルへのローン移籍を経て、今シーズンはリヴァプールのトップチームでプレーしている。 チーム内ではセンターバックの主力だったジョエル・マティプが右ヒザ前十字靭帯断裂の大ケガを負って長期離脱に。その直後のプレミアリーグ第15節シェフィールド・ユナイテッド戦ではイブラヒマ・コナテがその代役を務めたが、続く第16節クリスタルパレス戦ではクアンザーが先発出場した。 着実に経験値を積んでいる現状について、クアンザーはこう語っている。 「ローン移籍をせず、リヴァプールにとどまって迎えたシーズン開幕当初は、今、実際にプレーしているような試合に出たいと思いながら過ごしていた。ジョエルに起こったことはもちろん残念だし、早く良くなってほしいけど、僕の目標は1日でも早く彼を乗り越え、プレミアリーグで先発するセンターバックになることだった。今後さらに多くのチャンスが巡ってくることを願っているし、とにかく突き進んで、ベストのセンターバックになりたいと思っている」 そんなクアンザーの成長ぶりを、センターバックのコンビを組むフィルジル・ファン・ダイクも認めているようだ。 「ジャレルは出場機会を得るたびによくやっていると思う。ローテーションがあったり、ケガ人が発生したりした時のために、彼は他の選手と同様、万全の準備を整えておかなければならない。リヴァプールにはそうした準備ができている選手ばかりで、イブー(コナテ)やジョーイ(ジョー・ゴメス)もいるけど、ジャエルも素晴らしいオプションになっている」 「若い世代の選手がトップチームにいて我々と一緒にトレーニングをしているのであれば、我々からすべてを吸収しなければならない。彼はナイスガイだし、向上心が強く、実際に多くを学んでいる」 「シーズン開幕当初、彼が今のような活躍をしていると言ったら、周りからは『嘘だろう』と言われるだろうね。彼の将来がどうなるのかはこれから明らかになるけど、かなり明るいものであることは間違いないよ」
SPOTV NEWS