大谷翔平がマルチ、ロバーツ監督「いいことが多く見えた」…得点圏では依然「苦戦」
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は14日(日本時間15日)、本拠地ロサンゼルスでのロイヤルズ戦に2番指名打者で出場し、4打数2安打で、8試合ぶりの複数安打をマークした。前日は5試合ぶりに無安打だったものの、調子は上向いているようで、ロバーツ監督は「(遊ゴロだった)1打席目も強い打球だった。いいことが多く見えた」と振り返った。
大谷の状態について、ロバーツ監督は試合前にも言及。「強い打球が増えていて、体調的にも良くなっている。いい兆候がたくさんある」と指摘していた。この日、チーム初安打だった四回の右前打は、内角低めのスライダーをとらえて痛烈なゴロで二塁手の横を抜けたものだった。
ただ、3―3で迎えた八回に一死二塁の好機では左飛に倒れた。得点圏に走者がいる場面では今季、70打数16安打の打率2割2分8厘で、本塁打は1本だけと苦戦している。調子を上げて、チャンスに強い大谷となるか。