ロッテ・安田 4カードぶり勝ち越し呼び込む9回逆転V撃 満塁の好機「結果出せて良かった」
◇パ・リーグ ロッテ6―3オリックス(2024年5月1日 ほっと神戸) ロッテは2点を追う9回、1点差に迫ってさらに1死満塁。安田のバットから決勝打が生まれた。平野佳の外角低め143キロの直球を逆方向へ。左翼手の頭を越える逆転2点二塁打に拳を突き上げ「全員諦めずに最後までできていた。そこで結果を出せて良かった」と振り返った。 開幕直後に腰痛のため離脱。先月27日に1軍復帰したばかり。昨季は4度のサヨナラ打など勝負強さを発揮。だが、今季は中村奨が三塁転向、一塁にはソトが加入し、スタメンが確約されているわけではない。それでも7回代打から途中出場し、4安打に敵失が絡んだ5得点の逆転劇の中心となり「いつも通りの気持ちで打席に入れた。つないでくれたチャンスに結果を出せて良かった」とした。 チームは4カードぶりの勝ち越し。安田は「もっとアピールして自分の居場所をつくらないと」と表情を引き締めた。(大内 辰祐)