出川哲朗が号泣とともにニッポン放送チャリティを完走 感極まって「あの~」を連発、児童からダメ出し浴びる
タレント、出川哲朗(60)が25日正午、号泣しながらメインパーソナリティーを務めるニッポン放送「第50回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の24時間生放送を終えた。 この番組は目の不自由な人のために募金を呼びかけ、「音の出る信号機」を設置するクリスマス恒例のチャリティー特番。ラストは東京・有楽町の同局スタジオで、出張授業を通じて交流した筑波大付属視覚特別支援学校の児童たちを代表して、最年長・小6の女子児童が出川に向け感謝の手紙を朗読した。 続いて、小1から小6までの児童20人全員が「ありがとうの花」を見事なハーモニーで合唱すると涙腺が崩壊。「僕の方こそ、ありがとう。あの~、僕が学校に行ったとき、みんなは目が不自由なのに僕のことをちゃんと認識してくれた。あの~、この仕事を受けて良かった」と感極まって大粒の涙を流した。 「あの~」を連発する出川に、児童の間からは「あの~ばっかり!」「何回言うの」と親しげな鋭いダメ出し。出川はいつもの「やばいよ、やばいよ」を繰り出す余裕もなく、プチ切れて「笑うな!」と冗談で一喝するも思わず「あの~」と繰り返し、児童たちも大笑い。出川は再び「ありがとう!」と叫び、あふれ出る涙と鼻水をティッシュでぬぐった。 完走後には晴れやかな笑顔で会見。「熱湯風呂をやったり、和田アキ子さんや中居正広さんが来てくれたり…。本当にうれしかった。でも、(明石家)さんまさんからは『芸人は涙を見せるな』と言われているので、聴いていたら怒られるかも」と首をすくめた。 仮眠部屋も用意してもらっていたため、2時間ほど横になったそうだが、「テンションが上がり過ぎて一睡もできなかった」と告白。「ごはんは前日(24日)、イクラのおにぎりとすし4貫、今朝、卵サンドを食べただけ。奥さんが自宅で僕の大好きなカレーライスを作っているので、早く食べたい」とホッとした表情を見せた。 今年は1月、同局主催のイベント「男・出川哲朗 還暦祭りin横浜アリーナ」で1万2000人を熱狂させてスタート。テレビの五輪企画でパリに行ったり、今回のチャリティー番組で締めくくる充実した1年に。多くの人と知り合い感動を共有できたことを振り返り、漢字1字で今年を表現すると「『心』です」と胸を張ってほほえんだ。
今回の特番で集まった募金は25日正午の時点で5004万6125円。募金自体は通年にわたり行われている。