【プレビュー】1勝1分け1敗同士の激突。2勝目を挙げるのはホーム初勝利を狙う湘南か、アウェイ連勝がかかる浦和か| Jリーグ
【Jリーグ・プレビュー】明治安田J1リーグは3月16日から17日にかけて第4節が開催。レモンガススタジアム平塚では、湘南ベルマーレと浦和レッズが対戦する。 ●【WHO’s The Hero】湘南ベルマーレ 鈴木章斗 & 浦和レッズ 興梠慎三 インタビュー
開幕から3試合を終え、1勝1分け1敗の湘南ベルマーレと浦和レッズがレモンガススタジアム平塚で激突する。順位も湘南が10位で浦和が12位と近く、ここで今季2勝目を挙げたほうが、上位陣に顔を出すことになるだろう。 ホームの湘南は、開幕戦こそ川崎フロンターレとの神奈川ダービーを落とし黒星発進となるも、第2節で京都サンガを下し今季初勝利。前節・アビスパ福岡戦は、先制を許しながらもすぐに同点ゴールが飛び出し、アウェイから勝点1を持ち帰ってきた。 そんなチームにおいて、池田昌生が開幕から高いパフォーマンスを披露している。ここまで全3試合で先発を飾り、中盤の一角として精力的にプレー。開幕戦では今季のチームファーストゴールを決め、前節・福岡戦では同点ゴールを挙げるなど、高い得点力を示している。2022シーズンに挙げた3得点がキャリアハイということを考えれば、かなりのハイペースである。 攻守両面でハードワークができる池田は、今節の浦和戦でもキーマンの一人になるのは間違いない。浦和のビルドアップに対して果敢にプレスに行き、高い位置で奪えれば一気にショートカウンターの起点となれる存在である。左右両足から繰り出される強烈なミドルシュートも持ち合わせており、一人で試合を決められる力ももつ。 開幕戦以来のホームゲームとなる今節、ここでホーム初勝利を挙げ、上位進出を果たしたい。 アウェイの浦和は、開幕戦でサンフレッチェ広島に完敗を喫すると、東京ヴェルディとホームで対戦した第2節も苦戦。2試合をともにハイインテンシティーで襲いかかってくる相手に対してビルドアップが機能せず、東京V戦は終了間際にPKで追い付くのがやっとであった。 それでも、前節・北海道コンサドーレ札幌戦は、先発の入れ替えも行いながら、仕切り直しを図ると、前半31分にショートコーナーからサミュエル・グスタフソンのクロスに酒井宏樹が頭で合わせ、渾身のヘディングシュートを突き刺す。この1点を守り切った浦和は、開幕から3試合目で今季初勝利を挙げた。 湘南もアグレッシブさを売りとして押し出しており、広島戦や東京V戦と同じような戦いを強いられるようだと苦しいが、その圧力を逆手にとり、的確にスペースを突き、ボールを運んでいければ自然とゴールは近づいてくるだろう。 アウェイ2連戦を連勝で飾り、一気に白星を先行させたい。