りんごジュースを守る日本初のダンボールが完成!「オール青森のりんごで」 青森県の弘前市
RAB青森放送
りんごの街弘前市で新しいSDGsの取り組みです。 りんごの絞りかすをダンボールの紙に活用する取り組みが日本で初めて行われました。 りんごの絞りかすを配合したダンボールの完成を弘前市長に報告したのは、JAアオレンの小笠原会長たち3人です。 完成したダンボールはりんごジュースの「旬の林檎 密閉絞り」30缶のケースです。 絞りかすはりんごジュースを製造する際に発生するもので3層からなるダンボールの表面の紙に10%配合されています。 箱をよく見るとポツポツと茶色い点が見られますが、あえて絞りかすが見えるように仕上げているということです。 企画したのは「おやさいクレヨン」で知られるmizuiroの木村社長で、配合や強度色のりなどをテストし表面の紙を2年かけて開発。 ダンボール大手のレンゴー青森工場によって、絞りかす300キロを使ったダンボール2万箱が製作されました。 絞りかすをダンボールに活用する取り組みは日本で初めてだということです。 ★JAアオレン 小笠原康彦会長 「せっかく出来たりんごをすべて何かに使ってお客様に届けたいという思いが強くあったので、今回はオール青森のりんごでそのまま製品化になって外装ケースがそれを守って、全国に届けられるのがひじょうにうれしく思っています」 ダンボールは来月2日の工場出荷分から使用されるということです。