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広島県呉市の造船所で建造されていた世界最大級のコンテナ船が完成し6日、命名式が行われました。その大きさは、戦艦「大和」の1・5倍だということです。 【画像を見る】エンジンルームやラウンジ船長室“世界最大級”コンテナ船の内部をたっぷり（11月30日撮影） コンテナ船の命名式が行われたのは、呉市にある大手造船会社ジャパン・マリン・ユナイテッド呉事業所です。造船会社や船を運行するオーシャンネットワークエクスプレスの関係者60人が出席しました。 式では、支綱が切り離されコンテナ船が、船主に引き渡され「ONE INSPIRATION」と命名されました。 この巨大なコンテナ船…。戦艦「大和」の約1.5倍ほどあり、この造船会社で建造された船舶のなかで過去最大だということです。全長399.95メートルで、幅は61.4メートル。総トン数は23.5万トンで、デッキと船内に2万4000個のコンテナを搭載して一度に運ぶことができる世界最大級のコンテナ船です。 高さおよそ70メートルにある操縦室には、最新鋭のレーダーや電子海図が装備してあり瞬時に新しい情報が確認することができます。 船首には、風きりのウイングが装備されていて燃費を良くする工夫もされています。このほか、長い航海で働く乗組員には、それぞれトイレ・シャワー付きの個室が用意され共用スペースにはラウンジスペースも準備されました オーシャンネットワークエクスプレスジャパン管理部広報課　小堺祐樹さん 「最新鋭の環境性能に優れた大型コンテナ船を投入することによって、世界の人々の生活を支える貨物をより効率的に輸送していけるものと考えています」