兄弟喧嘩で活動中止…15年ぶりに活躍再開を発表した「オアシス」。リアム・ギャラガーのファッションアイコンとしての軌跡
イギリス発の伝説的なロックバンド、オアシスのギタリストであるノエル・ギャラガーはかつて、「オアシスがステージ上で着ている服を見れば、メンバーがその日どれだけドラッグを嗜んだかがわかる」と話したことがある。コートを着ているのがバカバカしくなるほど、コカインの摂取量も多いということだ。 【写真】過去30年間のリアム・ギャラガーの象徴的なファッションスタイル だがボーカリストでノエルの実弟でもあるリアム・ギャラガーは、その言葉を一蹴。「スーパーマーケットにいるときも俺は俺だ。ガーデニングをしているときも、子供たちを学校へ送迎するときも、同じ服、同じ髪型、同じサングラスをかけている。オンであろうとオフであろうと変わらないし、いつでも俺は俺だ」とコメントしている。 過去30年間に見せたリアムのファッションセンスについて、異論を唱えるのは難しくないだろう。スーパーマーケットに行く時、ガーニングをする時、ましてや子供たちを学校へ送迎する時に着ていくのはためらわれるような、ひどい服装、ひどい髪型、ひどいサングラス、ひどいスタイルはたくさんあった。だがリアムがこれまでイギリス人男性のファッションに与えた影響に異論を唱える人はいないはず。 多くの男性にとって、オアシスのフロントマンであるリアムの“パーカモンキー*¹”スタイルは、気負わずにクールに着こなすための模範となってきた。どれだけ時が経っても、2日間で25万人以上を動員した1996年のネブワースでの伝説的なライブのあの時代から時が止まっている人も少なくないだろう。