賢い人ほどやっている、仕事相手や気になる人に興味を持ってもらうために効果絶大な「距離の詰め方」【月10時間労働で「年収1,000万円」を稼ぐ起業家が助言】
働くうえで、人間関係を育むことは大切です。人付き合いが上手いと、お金を効率よく稼ぐことにつながる、と起業家の藤野淳悟氏は言います。藤野氏の書籍『60%の力でうまいこと結果を出す思考100』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集し、詳しく解説します。 都道府県「子どもの教育費」ランキング
人間性を否定しないスタンスでいる
どうしても許せない人って、誰にでもいると思う。プライベートなら近づかないようにすればいいだけのことだ。ただ、仕事上付き合う必要がある場合だと、どうしようもないよね。そんなときは、こう考えてみてほしい。「君は君、僕は僕」。 意見が違って、さらにそこに噓や不快な言葉が入っていると、イラつくのは当然。でも、人間性を否定してもいいことはない。「君は君、僕は僕」。相手の発言に思うことがあったら、真意を聞いてみる。それでも解決しなければ、うまいことスルーする。これで終わり。 大切なことは「相手の発言と、人間性は別物」と考えること。言葉は受け取りようによって、どうにでも解釈できてしまう。ましてや育ってきた環境が違うから、誤解は生まれて当然のこと。相手の発言にイラついて、人格を攻撃すると、いつかしっぺ返しをくらう。 結果、自分が損する。自分も嫌な思いをするし、相手にも嫌な思いをさせる。それでも、感情を抑え切れないのが人間。気持ちはすごくわかる。でもね、「冷静な奴は最強。感情的になった奴から負けていく」と、誰かが言っていた。知らんけど。
ルールを理解していない試合には負ける
ルールを把握していないと、ゲームには勝てない。野球でもサッカーでもルールがわかっていなければ、負けるのは当然。試合にさえならない。例えば、サッカーで、いきなり手でボールをもつ人がいたら、あなたはどう思うか。「ルール把握してからやれよ!」って思わない? そして、サッカーと同じように、お金の稼ぎ方にも使い方にもルールがある。これを知らない人は意外と多い。 そもそもルールがあること自体を知らない人が多いし、知っていたとしても、なんとなくしか理解できていない場合がほとんどだ。日本人はお金の教育を受けないで生きている。意識高い系の言い方をするとマネーリテラシーが低い。それどころか、お金の話をすると、嫌がられたりする。とんでもない洗脳が植え付けられている。 「多く稼いで、少なく使うといい」ということくらいは、知っていると思う。ただ、稼ぎ方のルールを理解できている人はほとんどいない。「努力は報われる」という根性論で、本質から目を逸らさせるのが得意だったりする。そんな僕も「努力は報われる」と、汗水たらして動き回り、努力に酔っていた時期があった。 なかなかうまくいかないのも、「悔しい」を超えると、「こんな俺、かっこよくね?」と思いはじめるから怖い。アニメのヒーローのように、挫折を勇気と努力で乗り越えても、お金は稼げない。お金を稼ぐってことに関しては、シンプルに稼げる業種を選んだか、稼げるスキルがあるかどうかなのだ。 いくら能力が高くても、お金にはならないことをやると、稼ぎようはない。お金とは人から人に流れていくもの。誰かの役に立つこと、希少性があること、そのサービスを求めている人がお金持ちであること。このルールをわかっていないと、あなたの時間と能力が無駄になる。