ペドリはパリ五輪に向かうべき? 思い出される“70試合以上稼働”の2020-21シーズン
その後のペドリは怪我が増えてしまった
今年は7月にパリ五輪が予定されており、男子サッカーの優勝候補の一角に挙げられるのがU-23スペイン代表だ。 開催国のフランスが大本命ではあるが、スペインもタレントが揃っている。その中で注目されている選手の1人がバルセロナMFペドリだ。 パリ五輪は2001年以降に生まれた選手がU-23の対象となるが、ペドリは2002年生まれの選手だ。この世代では世界屈指のテクニックを誇り、五輪に参戦となれば大きな戦力となるのは間違いない。 スペイン『Diario Sport』によると、同世代のスペイン代表を指揮するサンティ・デニアもペドリの召集を検討しているという。 ここで思い出されるのが2020-21シーズンだ。このシーズンにペドリは大ブレイクを果たすわけだが、2021年の夏にはEURO2020、東京五輪の両方に参加している。バルセロナでも主力としてプレイしていたため、このシーズンだけで70試合以上をこなしたのだ。 このハードスケジュールが影響したのか、その後のペドリは怪我が目立っている。今季もハムストリングを痛めて離脱していた時期があり、なかなかフルシーズンを戦うコンディションが整わない状況だ。 その経験から考えれば、ペドリのフル稼働は避けるべきだろう。今夏のEURO2024はターゲットになるだろうが、五輪とのダブル参加は厳しいか。
構成/ザ・ワールド編集部