ボニフェイス離脱中にスーパーサブへと進化した男 終盤にゴールを決めまくるレヴァークーゼン“No.2FW”の完成
ボニフェイスの穴をきっちりと埋めてきた
レヴァークーゼンは4日にDFBポカール準決勝でデュッセルドルフと対戦し、4-0で快勝を収めた。 スムーズに決勝進出を決めたことはもちろん、このゲームではもう1つ収穫がある。負傷離脱が続いていたエースのFWヴィクター・ボニフェイスが途中出場から復帰を果たしたのだ。 未だ無敗を続けるレヴァークーゼンだが、年明けからボニフェイスの離脱が続いていたのは頭の痛い問題だった。ボニフェイス抜きでも無敗を継続していたのは見事なのだが、その中でスペイン『as』が改めて称賛したのがFWパトリック・シックだ。 ボニフェイスが離脱している間、レヴァークーゼンではシックが奮闘。それも終盤に劇的ゴールを決めることが多く、ヨーロッパリーグでは決勝トーナメント1回戦のカラバフ戦1stレグで後半アディショナルタイムに1ゴール、続く2ndレグでは後半アディショナルタイムに2ゴールを決めてチームの勝利に貢献している。 リーグ戦でも前節のホッフェンハイム戦で後半アディショナルタイムに決勝ゴールを挙げており、シックはこの短期間に何度もドラマを作っている。 ここまでボニフェイスは全コンペティション合わせて18ゴールを奪っていて、得点力ではシックより上だ。同メディアはボニフェイスが再び前線の1番手になっていくと見ており、シックはセンターフォワード2番手の立ち位置になるのかもしれない。 しかし、同時に同メディアはこの期間にシックが頼れるスーパーサブにもなったと称賛しており、シックが終盤に強いストライカーに化けたのは何とも頼もしい。今後はボニフェイスを1番手としつつ、得点が欲しいタイミングでシックを投入するパターンも使える。ボニフェイスが前半戦のペースを取り戻してくれるならば、レヴァークーゼンはこのまま無敗でブンデスリーガを制することが出来るかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部