大谷翔平 5打席連続無安打でダルビッシュとの初対決へ 韓国入り後の2試合はノーヒット 20日へ向け“先輩”は「私情を挟まず」
「親善試合、ドジャース-韓国代表」(18日、高尺スカイドーム) ドジャースの大谷翔平選手は2番・DHで先発出場し、七回の打席で代打を送られて途中交代。3打数ノーヒットに終わった。米国でのスプリングトレーニングでは打率5割、2本塁打と好調を維持していたが、韓国入り後は5打席連続凡退。快音が響かないまま、開幕戦でパドレス・ダルビッシュとの初対決に挑むことになる。 【写真】試合を見つめる大谷の妻 髪をかきあげながらナチュラルな微笑 この日は第1打席で無死二塁の先制機から変化球に泳がされてしまい、三邪飛に倒れた。三回無死一塁の第2打席では、内角直球を捉えたかに思われたがミスショットとなり左飛に倒れた。それでも打球が上がっただけでスタンドは大歓声。女性ファンの声が響くなど、注目の高さを伺わせた。 第3打席は左腕に対し、初球攻撃で変化球を引っ張り込んだが、痛烈な打球は一、二塁間を狭めていた二塁手に阻まれた。17日の韓国・キウム戦では2打席いずれも高めの直球にバットが空を切り、連続三振に倒れていた大谷。腰を気にするしぐさを見せていたが、ロバーツ監督は「問題はない」と説明。19日の調整を経て、本番に挑むことになる。 韓国入り後に行われた会見ではダルビッシュとの初対決について「すごい小さい頃から見てきて大好きな投手ですし、目標にしてきたような方なので。WBCでも一緒にやらせてもらったりとか、練習もその前もさせてもらったりとか、本当によくしてもらっている。本当に個人的に楽しみです」と語っていた。一方でダルビッシュもこの日の会見で「敵として戦うので私情は入れずに対戦したい」と冷静に話していた。 試合前はウオーミングアップでチームメートと談笑するなどリラックスした表情を浮かべていた大谷。またスタンドには真美子夫人や両親など家族が観戦する姿もあった。20日の開幕戦はオフに大型契約を結んで移籍したドジャースでの記念すべき初打席。大きな注目を集めそうだ。