コロナ雇調金詐欺事件で新たに容疑の2人逮捕 休業手当を支払ったように装う
新型コロナウイルスに関する雇用調整助成金などをだまし取ったとして東京都内などの男女4人が逮捕された事件で、別の雇調金を詐取したとして、警視庁捜査2課は12日、詐欺の疑いで、住所不定、職業不詳、東宮摂武(おさむ)こと伊吹治容疑者(54)、宇都宮市の職業不詳、松本幸子容疑者(56)の2人を新たに逮捕、葛飾区の無職、江黒亮介容疑者(47)ら3人を再逮捕したと発表した。認否を明らかにしていない。 伊吹容疑者の逮捕容疑は共謀し、江黒容疑者が経営する会社の従業員6人に休業手当を支払ったように装い、雇調金などを申請し、令和3年10月ごろ、現金計約1100万円を振り込ませてだまし取ったとしている。 また、松本容疑者は江黒容疑者らと共謀し、雇調金などに噓の申請をし、4年2~3月ごろに約500万円をだまし取ったとしている。 捜査2課によると、5人は中小企業の経営者らのコミュニティーを通して知り合ったとみられ、伊吹容疑者が不正の主導的立場にあったとみて、詳細を調べている。