ロイス、ハラー、フュルクルク、アデイェミらいるのに“30ゴール”は少なすぎ? ドルトムント指揮官テルジッチに厳しい視線
今季も優勝争いからは脱落か
ブンデスリーガ第16節まで消化し、7勝6分3敗。勝ち点27で5位につけるドルトムントでは、指揮官のエディン・テルジッチに厳しい視線が向けられている。 独『Bild』は一部の選手たちがテルジッチの采配に納得していないと取り上げているが、問題点の1つに挙げられるのが得点力不足だ。 チームは今夏にブレーメンからドイツ代表FWニクラス・フュルクルクを獲得し、他にも絶対的リーダーのマルコ・ロイス、セバスティアン・ハラー、ユリエン・ブラント、ドニエル・マレン、伸び盛りのユウスファ・ムココ、カリム・アデイェミ、ジョバンニ・レイナなど、攻撃面はまずまずタレントが揃っている。 しかし、ここまでドルトムントの得点数は30ゴールに留まる。これは12位に沈むボルシアMGよりも少なく(31ゴール)、全体的に得点数が多いブンデスリーガでは物足りない数字だ。首位のレヴァークーゼンが46ゴール、2位のバイエルンが49ゴール挙げていることを考えれば、ドルトムントの数字でタイトル争いに絡むのは難しい。 すでに首位レヴァークーゼンとは勝ち点差15がついており、ここからの逆転は現実的ではない。今季はシュツットガルトも3位に入ってくるなど好調で、ドルトムントはTOP4に入れるかも分からない状況だ。 攻撃のピースはある程度揃っているはずだが、指揮官が代われば攻撃の質は上がるのか。テルジッチ率いるドルトムントはチャンピオンズリーグで死のF組を突破する大健闘を見せたが、国内リーグの戦いは合格点をもらえないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部