ドウェイン・ジョンソン、『モアナと伝説の海2』の完成度に自信 劇中歌入りの日本版特報も
12月6日に全国公開されるディズニーアニメーション映画『モアナと伝説の海2』のプレゼンテーションが、8月9日(現地時間)にアメリカ・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで行われた。 【写真】会場で劇中歌を生披露したモアナ役のアウリィ・クラヴァーリョ 8月9日から11日にかけてアナハイム・コンベンション・センターやホンダ・センターを中心に開催されている、世界最大級のディズニー・ファンイベント『D23 2024: The Ultimate Disney Fan Event』。『モアナと伝説の海2』のプレゼンテーションは、ディズニーやピクサー、マーベル、スター・ウォーズなどの新作情報が発表される「ディズニー・エンターテインメント・ショーケース」にて行われた。 会場には、モアナ役のアウリィ・クラヴァーリョとマウイ役のドウェイン・ジョンソンが登場。クラヴァーリョは今回の続編について、「モアナはその土地のリーダーになっています。でも、それよりもエキサイティングなことに、彼女はお姉さんになっています。妹はモアナにとって何よりも大切な存在。彼女は水の向こうにもっと人がいるのではないかと思っていて、妹の相手をしていないとき、あるいは人々のお世話をしていないとき、その証拠を探そうとします」と語り、モアナの環境の変化を解説。 マウイ役のジョンソンは、「マウイはまた歌いますよ。普通にはない音程でね(笑)。この続編では、僕の髪型もアウリィと同じくらい素敵です(笑)」と笑いを交えながら、「この映画ではモアナとマウイにとって最高のジャーニーが描かれます。皆さんに訪れるすばらしいエスケープです。半分黒人、半分サモア人で、ポリネシアの文化を引き継いでいる僕にとって、この映画は大きな意味を持ちます。アウリィにとってもそうです。モアナは、強さを持った若い女性。彼女は、人生にはもっと何かがあると感じています。目の前に見えるもの以上のものがあるはずだと。それは1作目でも大事な要素でしたが、今回もそうです。少女、少年、それに僕みたいに心が若者という人々にとって、もっと何かを求め、そのために行動したいと思っているのではないでしょうか。今日、この会場には、僕の8歳と6歳の娘も来ています。彼女たちは、世界中にいる少年、少女たちのひとりです。みなさん、この映画を作らせてくれて、ありがとうございます」と作品に対する熱い思いを語った。 またイベントでは、劇中歌のタイトルが「We’re Back(原題)」であることも明らかに。モアナ役のクラヴァーリョは会場で同曲を生披露し、会場を大いに盛り上げた。 さらに、世界に先駆け日本だけで解禁された楽曲入りの日本版特報映像も公開された。前作で壮大な冒険の末、故郷の島を救ったモアナ。あれから3年が経ち、モアナと島の人々は、かつては禁じられていた海へと冒険に繰り出す日々を送っていた。妹・シメアも生まれ、少し大人へと成長したモアナは、遥か彼方の海にいるという“仲間”を見つけるという夢を胸に冒険を続けていたが、探し求めていた”仲間”は誰一人として見つけられていなかった。そんなある日、島の友人が「恐ろしい嵐に隠された島があり、そこにたどりつけば呪いが解け、人々を取り戻すことができる」という古い言い伝えを見つける。その言葉に導かれるように、モアナは新たな旅へと出る決意をするが、その航海には二度と大切な家族と会えないかもしれない危険が待ち受けていた。 それでも、この海のどこかに待つ“仲間”を探すという夢のため、モアナは新たな運命へと漕ぎ出していく。モアナの冒険を支えるのは、ニワトリのヘイヘイと泣き虫のブタのプア、そして風と海を司る半神半人のマウイといったおなじみのメンバー。そんなモアナたちの美しく広大な海の冒険の先に待ち受けるのは、優雅に泳ぐイルカの大群や神秘的な光を纏うジンベエザメなどの海の住人、そして旅路を邪魔する悪役だがどこか憎めないココナッツの海賊・カカモラたち。そして、荒波から大きく舵を切った先に待ち受ける船を飲み込もうとする不気味で巨大なナニカ……。さらにスケールアップした冒険の先に待ち受けるものとは。 日本のファンに向けてクラヴァーリョは「『モアナと伝説の海2』が公開されることがとても嬉しく、皆さんに観ていただけるのが待ち遠しいです! 今回はプアも一緒に冒険に出るんです! 劇場公開を楽しみにしていてくださいね」とコメント。マウイ役のジョンソンは「マウイを演じて一番うれしかったのは、1作目が公開されてから今まで、多くの人にマウイを知ってもらえたことなんだ。どこにいっても『俺のおかげさ』を歌ってほしいってリクエストされるんだよ」と、1作目の公開から10年経った今でも世界中から愛されるキャラクターを演じる喜びを語った。 なお本作の監督を務めるのは、前作『モアナと伝説の海』にストーリーアーティストとして参加したデイブ・デリック・ジュニア。長編アニメーションを手がけるのは本作が初となる。楽曲は、第64回グラミー賞最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞で、同部門を最年少受賞したアビゲイル・バーロウとエミリー・ベアーが手がける。
リアルサウンド編集部