迷子の自転車乗った3歳の男の子…発見した高校生3人組が見せた優しさ 福井県警敦賀署から感謝状
福井県警敦賀署は7月10日、同県敦賀市内の路上で迷子になっていた同市内の3歳の男の子を発見し保護したとして、敦賀工業高校1年の男子3人に感謝状を贈った。 3人はボート部に所属する廣瀬慶二さん、山口佳大さん、中村拓人さん。6月9日午前9時45分ごろ、学校での練習を終え帰宅途中、学校近くの車道で補助輪付き自転車に乗っていた男の子を発見。親がそばにおらず危険だと思い「大丈夫。家はどこ」などと声をかけた。スマートフォンで動画を見せるなどして安心させた。顧問を通じ敦賀署に連絡し、警察官の到着まで付き添った。 同署によると、親が目を離した隙に家から自転車で出かけてしまったという。男の子にけがはなく、親元に戻った。 同署で贈呈式が行われ、谷口敏英署長は一人一人に感謝状を手渡し「皆さんのおかげで事故や事件に遭わずに済んだ。非常に優しく、勇気や正義感にあふれる行動」とたたえた。3人は「無事家族の元に帰れて本当に良かった」「これからも人助けできることがあればしていきたい」などと話した。
福井新聞社