「さすがに市町だけ、私たちだけでどうにもできない」石川県・馳浩知事と北陸地方整備局長が災害復旧の迅速化について懇談
石川県の馳浩知事は、24日北陸地方整備局長と懇談し、能登半島地震で被害を受けた箇所について、早期の復旧に向け技術的な支援や調査の実施などを要望しました。懇談会は冒頭を除き非公開で行われ、馳知事と、北陸地方整備局の遠藤仁彦局長ら8人が出席しました。 【写真を見る】「さすがに市町だけ、私たちだけでどうにもできない」石川県・馳浩知事と北陸地方整備局長が災害復旧の迅速化について懇談 馳知事は、国道249号や輪島港など、現在、国が代行して復旧作業を進めている10か所について、早期の復旧に向けた技術的、財政的な支援を求めました。また、県内の広い地域で確認されている液状化被害について、国土交通省は地質調査に少なくとも1年程度を要するとしていて、県は市町の実情や意向を踏まえた対応が必要との認識を示しました。 馳浩知事「これまでにない現象としての側方流動、液状化対策については引き続き耐震工事はもちろん必要だが、これはさすがに市町だけ、私たちだけでどうにもできない」 このほか北陸地方整備局では、珠洲道路の高規格道路への引き上げや、のと里山海道の4車線化など、金沢と能登を結ぶ広域道路ネットワークの強化に向けた要望についても今後、検討していくことにしています。
北陸放送