さつま町中岳に整備検討の自衛隊の弾薬庫 防衛省が環境と水源の調査開始
鹿児島読売テレビ
防衛省は国全体の抑止力や対処力を高める目的でさつま町に自衛隊の弾薬庫の整備を検討しています。防衛省はさつま町南東部の中岳の周辺で19日から環境や水源の現地調査を始めました。 防衛省は、さつま町南東部の中岳に自衛隊の弾薬庫の整備を検討していて、今年度予算案に調査費用など10億円を計上しています。2024年6月から整備に適しているか調べる「適地調査」が行われています。 その一環として中岳とその周辺で環境や水源の現地調査が19日から始まりました。観音滝の周辺では植物の生息状況を確認するためカメラで撮影する調査員の姿が見られました。このほか、周辺の川や井戸の水質を調査したり、水の利用状況を把握するための聞き取りなども行っています。 調査は2026年の3月15日まで行われる予定です。 弾薬庫の規模は現在のところ決まっておらず、防衛省は今後の調査の内容を踏まえて具体的な整備計画を検討するとしています。