錦織圭（ＡＰ）

◆テニス　▽全仏オープン　第１日（２６日、パリ・ローランギャロス） 　【パリ２６日＝吉松忠弘】３年ぶりの４大大会復帰戦でも、現役最高勝率を誇る５セット試合を４時間２２分の死闘で制し、錦織劇場の幕開けだ。元世界ランキング４位の錦織圭（３４）＝ユニクロ＝が、予選勝者で同１６６位のガブリエル・ディアロ（２２）＝カナダ＝に７－５、７－６、３－６、１－６、７－５で制し、２０２１年全米以来の４大大会勝利を飾った。主な一問一答は次の通り。 　―　試合を振り返って。 錦織　出だしはそこそこだったけど、３セット目から相手が人が変わったかのように、何を打っても深く返ってきた。トップ５０ぐらいの強さを感じた。 　―　どうやって対応したか。 錦織　なるべく（リターンで）主導権を握るため、大事なところでは攻めるようにした。 　―　５セット目に入るときにメディカルタイムを取ったが。 錦織　１試合目で５セットだったので、体が全然、レディではなかった。２セット目から（痛みが）来ていたので、やばいなと。 　―　メディカルタイムの後、すぐにトイレまで走って行ったが。 錦織　体が痛いのを（先に治療で）取るか、尿漏れを取るか、すごい悩んだ。トイレにはダッシュで行った。 　―　体の痛みは。 錦織　あります。明日、あさっての様子を見て、（２回戦は）決めたいと思います。 　―　今日の勝利は特別か。 錦織　勝利もそうですが、プレーが何となく戻ってきたのがうれしい。悪いながらも、あまりミスをする感覚がなかった。それが、１番いい結果。