参議院選 過去の投票率はどうだった?
選挙のたびに話題になる投票率。参議院選の投票率はどのように推移してきたのでしょうか? 前回2010年の投票率は57.92%でした。毎回、過去最低を更新しているような印象もあるかもしれませんが、2010年までの直近5回の参議院選は50%台後半で推移しています。決して高くはありませんが、下落傾向というわけでもありません。ちなみに衆議院選として戦後最低を記録した昨年末の衆院選の59.32%よりは若干低い数字です。 参議院選で史上最低の投票率を記録したのは1995年で44.52%。1993年に、高い期待の中で非自民の細川連立政権が誕生したものの短命に終わり、続く羽田内閣も2カ月で退陣。翌年に自民、社会、さきがけによる連立政権が誕生して迎えた選挙でした。参議院選の投票率が40%台まで落ち込んだのは後にも先にも1995年だけです。 1947年の第1回参議院選は61.12%で、そこから1992年の第16回参議院選までは70%台から50%台で推移していました。史上最高を記録したのは、初の衆参同日選挙となった1980年で74.54%。その選挙では自民が圧勝し、鈴木内閣が誕生しました。 投票率をめぐっては、若者世代で特に低いことが課題になっています。前回2010年の選挙を例にみると、最も投票率が高かったのは65~69歳で78.45%。60歳から79歳までの世代では軒並み70%を超えています。逆に50%を割り込むのは34歳以下です。20~24歳は最も低く33.68%でした。