【写真：産経新聞社】

　プロ野球の世界では、ドラフト上位指名で入団した選手は、特に将来を期待されている。一方で、ドラフト外のテスト生として入団し、一流選手にまで這い上がった選手も存在する。そこで今回は、テスト生から主力として活躍した、または活躍している選手を紹介する。

ネフタリ・ソト

【写真：産経新聞社】

出身：プエルトリコ 投打：右投右打 身長／体重：185cm／97kg 生年月日：1989年2月28日- 　横浜DeNAベイスターズで2年連続本塁打王に輝いたネフタリ・ソトも、テスト入団からのNPB入りだった。 　メジャーリーグでの活躍を夢見てさまざまな球団を渡り歩くも、思うような結果が残せなかったソト。2017年にDeNAのテストを受け、見事に合格した。 　2018年のオープン戦で一定の活躍を見せたソトだったが、開幕直後に右ふくらはぎの違和感で登録抹消。出鼻をくじかれたソトの復帰は5月までかかった。しかし、復帰初日のジャイアンツ戦に2番で出場すると、来日初アーチを放つなど鮮烈なデビューを飾る。 　その後もホームランを重ねたソトは、2018年・2019年に2年連続で40本塁打以上を記録し、本塁打王のタイトルを獲得。また、2018年は4月終了時に本塁打0の状態から41本まで数字を伸ばしたが、4月終了時点本塁打0から40本塁打以上を記録したのは、セ・リーグでは同年のソトが初めてだった。 　その後は徐々に成績が下降線を辿り、2023年限りでチームを退団。2024年からは千葉ロッテマリーンズに活躍の場を移し、復活の兆しを見せている。