台湾代表・林昀儒「最終ゲームの出だしがうまくいかなかった」エース対決で悔しい敗戦<世界卓球2024>
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)> 18日、世界卓球選手権釜山大会の3日目が行われ、男子予選リーグで日本代表とチャイニーズタイペイ代表が対戦した。 チャイニーズタイペイは、エースの林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)と急成長中の若手・高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)を2点起用し、3番に42歳の荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ)を起用するオーダーで臨む。 しかし、張本智和(智和企画)に2点を奪われ、3番で荘智淵が松島輝空(木下グループ)に競り負けて、マッチカウント1-3で敗れた。 試合後、林昀儒とチャイニーズタイペイ男子代表の偉関晴光監督に話を聞いた。
林昀儒(チャイニーズタイペイ)、試合後のコメント
<試合を振り返って> 全体的に良いパフォーマンスができたと思います。 1試合目(篠塚大登戦)は自分としては良く、張本(智和)との試合の1ゲーム目を取りきれなかったのと、最終ゲームの出だしがうまくいかなかったのが敗因だと考えています。 <篠塚選手とはTリーグで同じチームですが対戦するにあたっては> お互い手の内がわかっているので、いつも通りに準備をしましたし、お互い実力があるので、いつも通りに試合に入りました。 <張本選手との試合は張本選手の応援が多かったですが、どうでしたか?> あまり考えすぎずに、目の前の試合だけを考えるようにしました。 <テーピングをしていますが> 去年ケガしてしまったもので、今もケアしながら卓球をしています。試合の中での影響は全くないので大丈夫です。 <たくさんのファンが駆けつけてくれていましたが、ファンに向けて> 今日の試合は落としてしまいましたが、明日以降の試合でも全力で向かっていくので応援よろしくお願いいたします。
偉関晴光(チャイニーズタイペイ男子代表監督)コメント
<非常に厳しい試合でしたが> やっぱりポイントは張本君と林昀儒の試合でした。 お互いもいいプレーでしたけど、まさか張本君があんな良い状態で出てくるとは。 (フランクフルトで対戦したときと比べて)やっぱり動きがだいぶ変わったね。ミドルの処理が今回ほぼ完璧な状態で、あの辺で私の想像以上だったなと感じました。 最近Tリーグやいろんな大会でも、相性はそんな悪くないですけど、ただ、1ゲーム目リードしてて取られて、ちょっと本人が気持ち的にちょっと整理できなかったかなと。 <林昀儒の調子は悪くなかった?> 全然悪くなかった。 最近強化練習もして、Tリーグも出て勝率も高いですし、調子も悪くなかった。ちょっと運が悪くて、ネット、エッジで少し流れが変わってしまった。 でも本当に張本君が今回良い調子で、私が思ったよりも強敵で、すごく良かったって感じです。 <3番がポイントとなったか> 話を聞いて、戸上くんが(体調不良で)出てこなかったから、今回、チャンスあるかなと思ったけど…。 松島くんに接戦で負けて、松島くんの成長も感じました。特に、最後の5ゲーム目、9-9で荘智淵のサービスで、あの2本のレシーブ、すごい成長を感じましたね。
世界卓球2024 予選リーグ
<日本 3-1 チャイニーズタイペイ> 〇張本智和(智和企画)3-0 高承睿 11-5/17-15/13-11 篠塚大登(愛知工業大)2-3 林昀儒〇 11-6/6-11/5-11/12-10/6-11 〇松島輝空(木下グループ)3-2 荘智淵 11-9/11-13/11-6/8-11/11-9 〇張本智和(智和企画)3–2 林昀儒 12-10/9-11/11-3/7-11/11-3 篠塚大登(愛知工業大)– 高承睿
ラリーズ編集部