PL花火芸術映像振り返り「期待通り」の真っ赤なフィナーレに歓声
PL花火芸術映像振り返り「期待通り」の真っ赤なフィナーレに歓声 THE PAGE大阪
1日夜に大阪府富田林市のPL教団大本庁で行われた「PL花火芸術」。大阪府内や場所によっては兵庫・奈良両県などからも見ることができる。今回は最後に夜空が真っ赤に染まる花火もあるなど、打ちあがるたびに見物人からは完成や拍手があがった。打ち上げ場所からほど近い、大阪府羽曳野市から撮った映像で特に歓声が大きかった場面を中心に振り返る。
同日午後8時すぎ、打ち上げ場所から5キロとない羽曳野市内からでも、大輪を十分に確認することができた。同市内のスーパーでは屋上駐車場を市民らに開放。同日は猛暑日となったにもかかわらず、多くの見物人がきつい西日の中場所取りをしており、花火の1発目があがると待ってましたとばかりの大歓声があがった。 連続して打ちあがる花火。首をあげっぱなしで見るダイナミックなものから、あちこちに散らばってははじけるものなど、約1万3000発の一つひとつが多くの人たちを喜ばせている。少し間があくと「え、もう終わったんか?」と心配の声もあがったが、再びあがりだすと「おおっ、まだやるわ~」という声も多く聞かれた。 家族で来たという同市の30代女性は「去年は早く終わった気がするんで、間が空いたら終わりかと思った」などと話す。実際に間が空いて帰宅しようとする人もいたが、再びあがると「あれ、まだあるやん」「よっしゃー」と言いながら再び鑑賞するという様子もあちこちで見られた。
終了予定時刻が近づくたびに、次々と色鮮やかな大輪を確認でき、見物人らの期待はフィナーレの夜空を真っ赤に染める花火。周囲にいた人が「今年はあるんかなぁ」と心配しながら見ていたが、連続してあがる花火の最後、期待通りの夜空を真っ赤にする花火が出ると「おぉ~っ」「出た~っ」という歓声と、拍手が巻き起こった。 終了と同時にあちこちから聞かれたのは「やっぱこれがPLやな」「来てよかった~」という言葉。今年で62回目を迎えたこの花火は、初代教祖を顕彰し世界平和を祈念する行事として行われるものだが、1953年から富田林市内で開催されており、もはや周辺住民をはじめ大阪府民にとっては夏の欠かせない行事にもなっている様子も改めて感じられた。