【衆院選】「さあ、投票へ。」政党の公認とは 無所属との違いは 政見放送・ビラ配布・党の支援に差
FBS福岡放送
「さあ、投票へ。」のコーナーです。今回は、政党による公認についてお伝えします。言葉はよく耳にしますが、公認を受けるというのはどういうことなのでしょうか。福岡でも、自民党の公認をめぐって福岡4区や福岡9区で明暗がわかれたかたちとなりました。 主な違いはこちらです。 政策を訴える政見放送は政党にのみ認められていて、公認を受けた候補者は9分以内で映像とともにアピールすることができます。一方、無所属の候補は氏名や年齢、経歴のみの放送に限られます。 選挙で配るビラの枚数にも違いがあります。原則、候補者が配布できるのは7万枚ですが、公認候補であれば、これに4万枚、上乗せして11万枚となります。 また「小選挙区」と「比例代表」の重複立候補は公認がなければできませんので、無所属の候補者は小選挙区で敗北した場合に「比例復活」ができません。 さらに、政党からの支援にも大きな違いがあります。公認候補は党本部からの応援議員の派遣や「公認料」などの活動資金が得られますが、無所属の場合はこれがありません。 このような違いから、「公認」を得て出馬しようと考える候補者が多いんです。投票する際には政党からの公認があるかどうかも参考にしてみてください。