パターンダイヤ拡大、特急料金値上げ 富山地鉄、4月15日からダイヤ改正
富山地方鉄道は12日、4月15日付で鉄道のダイヤを改正すると発表した。北陸新幹線の敦賀延伸を見据え、電鉄富山-立山間、電鉄黒部-宇奈月温泉間の特急列車を増発するほか、利便性向上のため「パターンダイヤ」を大幅に拡大する。特急料金は全区間で大人が現行の210円から400円、小人は110円から200円に値上げする。 敦賀延伸のほか、黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放に伴う観光客の増加に対応するため、特急列車の本数を電鉄富山-立山間で平日は2本から4本に、休日は2本から5本に増発。電鉄黒部-宇奈月温泉間は平日の特急を2本から5本に増やす。 電鉄富山-上市間では平日のラッシュ時に普通列車1往復を減便し、別の便を2両編成から3両編成で運行する。 不二越線、上滝線は午前10時台~午後1時台にパターンダイヤを導入しており、これを午前8時台~午後9時台に拡大する。このほか、電鉄富山発の最終列車を全線で5~20分繰り下げ、利便性を高める。
市内電車のダイヤ改正も発表し、富山駅-富山大学前間を10分間隔から7~8分間隔で増発する。