「ダウンタウンは僕にとって憧れの“破壊神”」元プラス・マイナス岩橋が語るダウンタウンの笑いの魅力
---------- 昨年12月、『週刊文春』が、ダウンタウン・松本人志氏の性加害疑惑を報道した。そして今年1月8日、吉本興業は松本氏の活動休止を発表した。デビューから40年以上を経ても、数多くのレギュラー番組を抱え、多くの芸人から尊敬されていた彼は、なぜお笑い界の「現人神 」となることができたのか。ダウンタウンに憧れて芸人になり、上方漫才大賞を獲得するなど輝かしい成績を残し、松本が企画する『ドキュメンタル』にも出演していた元プラス・マイナス岩橋良昌氏は、ダウンタウンは自分にとって”破壊神”だと力説する。岩橋氏が明かすその理由とは─ 。 ---------- 【ランキング】「スタジオで嫌われているMC」不名誉の1位となった、超人気者の名前 ※『松本人志は日本の笑いをどう変えたのか』(宝島社)から一部抜粋してお届けします。
憧れの“破壊神”
ダウンタウンのお二人は、僕にとって”破壊神”です。 僕は子供の頃からバラエティ番組が大好きでした。 『8時ダョ! 全員集合』 (TBS)、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(TBS)などを楽しみに観ていたのですが、なかでも『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)は衝撃的なバラエティ番組でした。 この番組を観て、将来はお笑い芸人になりたいと思った、僕の原点でもあります。 僕は大阪府出身ですが、ダウンタウンさんの人気が爆発する『4時ですよ~だ』(毎日放送)は、なんとなく観ていたくらい。 当時は、小学生だったこともあって、ダウンタウンさんが漫才をされているのも、あまり拝見したことがなかったくらいです。でも、『ごっつええ感じ』には心を鷲づかみされてしまった。 番組が始まると、「いっさい入ってくんな!」と家族を遮断して、部屋にこもって見続ける。「一蘭」のラーメンじゃないですけど、部屋をお笑い集中ルームにして、ちょっとでもオカンが入ってくると怒るくらいのめり込んでいました。 ダウンタウンさんがつくり出すコントは、妙なリアルさがありました。例えば、「カッパの親子」というコントでは、カッパのお父さんが絡まれると、父の威厳を保つために子供がいるときは威圧的に対応する。 だけど、子供がいなくなるとちっちゃい声で謝る。「こんなリアルなコントがあるんか!」って笑いながらびっくりしたことを覚えています。 日常の延長線上にある世界観。かと思ったら、突然、振り切るようなことをする。「アホアホマン」なんていい意味でやりたい放題。「キャシィ塚本」は、 料理をしていたと思ったら、突然、食材を壁に投げつける。リアルさを破壊していくような快感が、僕にはたまらんかったんです。
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