アウディQ2のスモールSUVが一部改良 大型ディスプレイなどインフォテインメントの利便性をアップ
ディーゼル・モデルも追加
アウディのSUVで最もコンパクトな「Q2」とそのスポーツ・モデルである「SQ2」は、全長×全幅×全高=4200×1795×1530mmでBセグメントSUVとしては標準的な全長を持ち、全高が1550mm以下で機械式立体駐車場に入庫できるのも特徴だ。 【写真8枚】ディーゼル・モデル、TDIの追加や最新のインフォテインメント・システムの採用といった変更を受けたアウディのBセグメントSUV、新型「Q2」の詳細画像をチェック ◆最新の「MIB3」にアップグレード 今回の一部改良では、インフォテインメント・システムの「MMI」(マルチ・メディア・インターフェース)が最新の「MIB3」にアップグレード。ディスプレイが8.8インチに拡大するとともにタッチ式になったことで、使い勝手を向上。これまでロータリー式のインフォテインメントの操作スイッチがあったところには便利な収納コンパートメントが備わり、すっきりとしたデザインに変更されている。 メーターパネル内に高解像度の12.3インチ液晶ディスプレイが配置され、メーターや「DIS」(ドライバーインフォメーションシステム)、地図表示などの機能が統合された「アウディバーチャルコックピット」も搭載された。フルデジタルのメーターパネルには、速度計と回転計に加えて、ナビなどの表示も可能だ。 ◆35TDIクワトロを追加 搭載されるパワートレインは、「35TFSI」用の1.5リッター直4ターボとSQ2用の2.0リッター直4ターボに加え、2.0リッター直4ディーゼル・ターボのTDIを積む「35TDIクワトロ」を追加した。 2.0TDIは最高出力150ps、最大トルク360Nmで力強い加速と優れた燃費性能を両立する。1.5リッターTFSIは最高出力150ps、最大トルク250Nmを発揮し、エンジンの低負荷域では2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)により高い省燃費性能を実現している。SQ2の2.0リッター直4ターボは最高出力300ps、最大トルク400Nmとなっている。 ◆35TDIとSQ2は自慢のクワトロ ドライブトレインは、1.5TFSIが前輪駆動で、2.0TDIとSQ2が電子制御式油圧多板クラッチを使った4輪駆動のquattro(クワトロ)を組み合わせる。変速機は全エンジンともにデュアルクラッチ式7速Sトロニックトランスミッションが組み合わされている。 先進安全装備も充実していて、警告や衝突被害軽減ブレーキで衝突の回避や衝撃を軽減する「アウディプレセンスフロント」、後退時の後方視界を確保するリアビュー・カメラを標準装備。さらに、「サイドアシスト」、「アウディプレセンスベーシック」、「アダプティブクルーズアシスト」、「ハイビームアシスト」、「オートマチックテールゲート」などを組み合わせた「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」をオプションで設定。「Audi connect」、「アウディスマートフォンインターフェイス」などの利便装備も選べる。 価格は「35 TFSIアドバンス」が430万円。「35 TFSI Sライン」が468万円。「35TDIクワトロ・アドバンス」が461万円。「35TDIクワトロSライン」が499万円。「SQ2」が644万円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部