根強い円安、「超円高時代」と比べてわかる"隠れた背景"
2023年末に一時円高に振れたものの、再び円安に戻ったドル円相場。根強い円安の動きの背景を、「超円高時代」である1990年代との比較から読み解く（写真：編集部撮影）
足元のマーケットで起きている事象や注目テーマについて、過去の歴史をもとに株式投資のヒントを探る連載「賢者は歴史に学ぶ」の第24回。日経平均株価がついに史上最高値を更新した。この間の株高は円安と連動しており、今年に入ってからの、日米の金融政策の先行きをめぐる動きが円安材料となった。一方、円安のもう一つの隠れた背景として、1990年代の超円高時代とは正反対の構図となっている日本の地政学的環境がある。
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岡田 晃
