ルードが最多のマッチ26勝目を挙げる

シーズン最多となるマッチ26勝目を挙げたキャスパー・ルード（Photo by Getty Images）

現地4月18日、男子ツアー「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」（スペイン・バルセロナ／ATP500）シングルス3回戦が行われ、第3シードのキャスパー・ルード（ノルウェー／世界ランク6位）が第14シードのジョーダン・トンプソン（オーストラリア／同33位）を6-1、6-4で退けて8強入り。今季のシングルス最多26勝目を挙げた。 【動画】ルードの弾丸ショットに相手も動けず…＆マッチハイライト 先週行われた「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」（モナコ・モンテカルロ／ATPマスターズ1000）準決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）を破り、キャリア最大の勝利を挙げたルード。惜しくも準優勝だったが、得意のクレーコート・シーズンに入り、2大会目となったバルセロナ・オープンでも好調を維持している。 初戦となった2回戦でアレクサンドル・ミュラー（フランス／同110位）を6-3、6-4で下すと、3回戦では第14シードのトンプソンと対戦。開始から5ゲーム連取して試合の流れを掴むと、その後もミスのないプレーで圧倒してマッテオ・アルナルディ（イタリア／同40位）が待つ準々決勝に進んだ。 試合後のオンコートインタビューで「調子はいい感じ。自信を深めて、波に乗り続けようとしているんだ。今日はいい試合だった」と答えたルード。今季は、まだタイトルこそ獲得していないものの、3度の準優勝と1度のベスト4と抜群の安定感を披露しており、昨年より3ヵ月も早いペースでマッチ26勝目を挙げた。これで開幕から16連勝しすでに3つのタイトルを手にしているヤニック・シナー（イタリア／同2位）の25勝を抜いてトップに立っている。 「肉体的にも精神的にも調子がいい。去年よりもいい状態にあると思う。好調を維持できてうれしいよ」と心技体が整っているとコメント。「去年はなかなか試合に勝てなかった。勝つ可能性のある試合はすべて重要なんだ。でも去年にどの試合もターニングポイントになりえると教えてくれた。今年は、いい連勝を続けているからこの調子をキープしたいね」とこのままの勢いを保ちたいとした。 ＜2024年男子シングルスマッチ勝利数TOP5＞ 1位：キャスパー・ルード（26勝7敗） 2位：ヤニック・シナー（25勝2敗） 3位：アレックス・デミノー（23勝8敗） 4位：グリゴール・ディミトロフ（22勝6敗） 5位：フベルト・フルカチュ（21勝9敗）