ブラックシアー・ジュニア躍動!広島、EASL2連勝でグループA暫定首位【EASL/バスケ】
朝山正悟HC「もう一度、自分たちがやるべきことをやるだけ」
ハーフタイム中、朝山正悟HCは後半に向けて「もう一度、自分たちがやるべきことをやるだけ。ここから頑張りたい」とコメント。その言葉どおり、3Qに入るとディフェンス強度がアップすると、No.30山崎、No.34三谷の連続3Pシュートも飛び出して45-44とすぐに追いついた。一気に引き離しとはいかなかったが、パスが回るようになったことでオフェンスのリズムも良くなっていく。No.12中村がディフェンスを引き付けてパスを出してNo.34三谷がシュートを成功。さらにNo.8ブラックシアー・ジュニアがファウルをもらい得点につなげていくと、クォーター終盤にはNo.24メイヨが連続得点。64-58で3Qを終えた。 そしてNo.24メイヨの3Pシュートでスタートした4Q、香港が再びディフェンスを引き締めたものの、広島は慌てることなくオフェンスを展開。No.8ブラックシアー・ジュニアが3ポイントプレーを決めると、No.10上澤の3Pシュートも決めて残り6分で77-64とした。香港はNo.19マクラフリンが奮闘。さらに広島のファウルが嵩みフリースローで追加点を奪ったが、広島はリードを縮めさせずクロージング。88-75でEASL2連勝を飾った。 後半51-31と流れを掴んだ広島は、No.8ブラックシアー・ジュニアが25得点、13リバウンド、4スティールと活躍。さらに3本の3Pシュートを決めたNo.30山崎が13得点、No.24メイヨ、No.33ブラウンが共に11得点と4人が2桁をマークした。また前半こそリバウンドで苦しんだものの、最終的には37-32と上回っている。 ゲームMVP級の活躍を見せたNo.8ブラックシアー・ジュニアはオンコートインタビューで「チームメイトがアグレッシブに攻めてくれて、オープンだった私を見つけてくれた。いい雰囲気で戦えているし、こうやって勝利を重ねてチームの絆を深めていきたい」とコメント。仲間の助けがあったからこそ活躍できたと強調した。 広島の次戦は12月4日、水原KTソニックブーム戦とのアウェイゲームとなる。昨季KBL準優勝となった水原KTは、KBL史上最高額7億ウォン(約7,700万円)で契約を更新した韓国代表ホ・フンが引っ張るチーム。同じく代表センターのハ・ユンギ、新外国人のラショーン・ハモンズとインサイドも強力なチームだけにまたもタフな試合になりそうだ。 協力=Bリーグ