【速報】斎藤知事「弁護士の同席」を申請 あす=30日開催の百条委員会・証人尋問で 元県幹部が3月に告発「パワハラ」など疑惑の真偽を調査
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を巡り、30日に実施される百条委員会の証人尋問に、知事が弁護士の同席を申請したことがわかりました。
■死亡した告発者 生前プライバシーへの配慮を求める
ことし3月、兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発し、県は「事実無根」としたものの、その後、疑惑の一部が事実だと判明しました。 真偽を調査するための百条委員会が設置され、証人として出席が決まった元局長は、ことし7月、百条委員会側にある文書を提出していました。 「プライバシーに関わる資料については、貴委員会に開示されないか、適宜マスキングするなどの配慮をするよう要請されること」 疑惑と関係のない私的な資料について、公開方法などの配慮を求めていたのです。 要請の直後、元局長は死亡。自殺とみられています。
■証人尋問に弁護士の同席を申請
30日には知事への証人尋問が初めて行われる予定で、主にパワハラ疑惑について追及される見通しです。 兵庫県議会によると、斎藤知事は30日の証人尋問に弁護士が同席できるよう申請したことがわかりました。 百条委員会で諮られ、認められれば弁護士同席のもとで一連の疑惑についての答弁が行われます。
■知事の側近が元局長の私的情報を持ち出し 一部の県議の情報を漏えいか
一連の事案をめぐり、29日、新たな疑惑が浮上しました。 告発文の内部調査で元局長の公用パソコンなどを調べていた人事当局トップの総務部長(当時)ら知事の側近の幹部が、元局長が配慮を求めていた私的な情報を持ち出した疑いがあるということです。 私的な情報は、告発文とは関係ない元局長のプライベートなものですが、関係者によると、一部の県議にこの情報が漏洩していたといいます。 (Q知事の側近4名に元県民局長の私的情報の持ち出し・漏洩の疑い出ているが、事実か?) 【兵庫県 斎藤元彦知事】「私的文書を漏洩というのは私はないと思う。私自身がそういった情報漏洩を指示、または関与したことはありません」 県の指針では「職務上知りえた秘密を漏らし、公務の運営に重大な支障を生じさせた職員は、免職または停職とする」とされていて、県は外部の弁護士に調査を依頼する方針です。 30日の百条委員会の証人尋問で、知事の発言が注目されます。
関西テレビ