全米メディアは来季43歳になるイチローのマ軍残留契約をどう報じたか?
フロリダの地元紙、サン・センチネル紙も、「マーリンズは水曜日(5日)イチローの2017年のオプション(選択権)を行使し、2018年の選択権も加えた」と報じた。 デイビッド・サムソン社長の「彼は50歳までプレーしたいと私に言った。彼は真剣に言っていた」というコメントを紹介。「イチローは来季、(マーリンズでの)ここまでの2年と同じような役割を迎える。ジアンカルロ・スタントン、クリスチャン・イエリッチ、マルセル・オズナをバックアップする4番目の外野手だ。イチローは、今季ほぼリーグの平均的な外野手としてプレー。外野の3ポジション、多くは右翼を守り、打率.291、出塁率.354、長打率.376を残した。今月(10月22日)43歳になるイチローは、8月にメジャー通算3000安打を決め、現在3030安打で米大リーグ歴代25位にいる」と、イチローの今季の活躍ぶりと、来季チームから託された役割を説明した。 マイアミ・ヘラルド紙も、マーリンズが球団にあったイチローの来季のオプション(契約選択権)を選択し、2018年も球団側に選択権が加わったことを伝えるとともに、「42歳のイチローは、50歳までプレーする予定だと言っていた。マーリンズのデイビッド・サムソン社長は『彼はおそらく(50歳まで)やるんじゃないかと思う』と話した」と、サムソン社長がイチローは50歳まで現役続行が可能だと思っているコメントを紹介した。 ESPNも「鈴木イチローとマーティン・プラードはマーリンズ残留」と、この日同じく3年契約が発表されたプラード内野手とともにトップ・ヘッドラインとして記事を掲載。 その中で、イチローが今季米大リーグ史上30人目のメジャー通算3000安打を成し遂げ、今季を終えて3030安打で現在大リーグ歴代25位であること、今季143試合に出場して打率.291であったこと、また日本では通算1278安打を放っていることを紹介した。 全米のメディアが、一斉にイチローの来季の契約に結びつけたのが、残り8年もある「50歳までプレー」という大きなチャレンジ。2018年のオプションも加わったことで、少なくとも44歳までのプレーの可能性は高まったといえる。来季もイチローが注目を集めることは間違いない。